2012年7月12日木曜日

Leica Mモノクロームとアポ・ズミクロン50mmを体験してみた


先日、8月に発売になるライカMモノクロームとアポ・ズミクロンの体験イベントに行って来た。

普段モノクロフィルムに慣れ親しんでるので、Mモノクロームにはとても興味があった。
6月中旬に銀座のライカジャパンを訪れたときも、このセットが展示してあるかと少し期待したけれど、新発売のX2があるのみだった。

おいそれと買うことのできない値段のせいもあり、どうせ縁のないカメラだしと忘れていた。
大阪心斎橋の大丸から体験イベントのDMが来ていたのを思い出したのは、イベント当日の朝だった。
妻が子供と一緒にどこかへ出かけようと行ったので、そういえば。。。程度で行き先に心斎橋を選んだ。


妻は子供服が見たいというので、別行動することにした。
はやる気持ちを抑え、心斎橋大丸5階のライカコーナーに行ったが、肝心のMモノクロームはない。
そういえばTouch and Tryは会場が別で、予約が必要と書いてあったのを思い出した。
ついでにスケジュールも決まっていたのも思い出した。
ダメ元でショップの方に聞いてみると、ちょうど予約が開いてるとのこと。
ラッキーだった。

指定された一室に行くとそこはホテルの一室みたいな部屋だった。
部屋の中にはストロボセットが配置され、奥にはモデルの女性が椅子に座ってこちらを見ていた。
「ややこしいところに来てしまったかな」と思ったが、後はされるがまま。
アポ・ズミクロン50のついたMモノクロームを手渡され、ポートレート撮影会となったのだった。


その場でデータを確認し、出来の良いものはプリントしてもらえた。

















Mモノクロームは使用感は通常のM型デジタルと変わりない。
ブラッククロームは銃器を思い起こさせる質感だった。
デリケートなブラックペイントより、ブラッククロームの方が好みだ。
Mモノクロームとアポ・ズミクロン50ミリも絞りは開放を体験してくれと言うことだった。
開放からシャープに写る最新のレンズを、高精細なMモノクロームで体験してくださいとのことだったよう。
事実、ピントを結んだところは極めてシャープだけれどギスギスせず、デジタル臭さを感じさせない画像だった。

デジタルライカはM8しか体験したことがないけれど、髪の毛などの細かい部分にシャギーが目立つことがあった。
そういう細かいところが気になってM8は手放してしまったのだけれど、Mモノクロームではそんなことは皆無。
モノクロ専用デジカメなんてと思っていたけれど、カラーで撮ってモノクロ化するのとは次元の違う画像が得られたと思う。
”正真正銘のモノクロ写真”とはよく言ったものだと思う。


ちなみに持ち帰ったデータを見てみると、モノクロ画像だけどグレースケールではなくRGBデータだった。
JPEGでもリッチなトーンが得られ、十分使えるデータと言えると思う。

モデルの了解を撮っていないので、データは公開できないが、欲しいという衝動を抑えずにはいられない。
うーん、恐ろしい。






0 件のコメント:

コメントを投稿